モバイルアプリのUIデザインで使えるアイデア5種

業界人ならお分かりかと思いますが、ソフトウェア業界やIT業界のすべての傾向やトレンドについていくことは必ずしも容易ではありません。なぜなら、常に新たな規格、アニメーション素材、動画、グラフィック手法など、まずは学んでから試してみるべきことがたくさんあるからです。そこで以下では、アプリをデザインする皆さんのお役に少しでも立てるよう、今年2022年に採用すべきUIデザインのおすすめアイデアをいくつか集めてみました。ぜひ参考にしてみてください!

アニメーションとモーション

現代人は皆、動画を見るのがとても好きで、TikTokやYouTubeにかなりの時間を費やしている人は大勢います。そのため、動画やアニメーションのコンテンツは、より魅力的かつインタラクティブなものであるべきです。とある統計によると、ユーザーの大多数は、アプリを使う前にその内容を説明した動画を見るとわかっています。そこで、アニメーションやモーションのデザインを採用することで、より興味深いコンテンツに仕上げることができるのです。目の前にリアルな例があれば、より簡単に情報を吸収することができます。モーションのない静的な説明よりも、動的なアニメーション説明のほうがユーザーの興味を引き、アプリをより面白くすることができるでしょう。

また、アニメーションの導入は、重要な部分を強調するのに適しています。例えば、アプリのボタンをアニメーション化することで、ユーザーエンゲージメントを向上させ、シンプルにすることができます。ただし、アイコンのアニメーションのような微小な動きであっても、プログラムを大幅に変更する必要があるでしょう。

ジェスチャーやスワイプ

モバイルデバイスは、ジェスチャーやスワイプによるインタラクションがあれば、PCよりも魅力的に感じられます。何より、スワイプは楽しい動きです。実際、現代のネットユーザーは毎日、何時間もブラウジングやスワイプ操作に費やしているそうです。逆にスワイプの代わりに、ボタンクリックや余分な動作が多ければ、ユーザーはイライラしたり、気を散ったりしてしまいます。

スワイプデザインは、その登場以来、急速に最も採用すべきアプリデザインのひとつになりました。アプリ開発者の中には、クリックボタンを使用することに反対する人さえいるそうです。というのも、クリックボタンが多すぎると、インターフェースが煩雑になり、操作しづらくなるからです。ジェスチャーデザインが流行ったことにより、従来のクリックボタンをスワイプで置き換えることが勧めています。

90年代スタイル

1990年代スタイルは、モバイルアプリケーションのデザインも含め、あらゆる分野に影響を与えました。90年代を代表するPlayStationゲーム(例えば、マリオやパックマンなど)を連想させるビンテージな書体、イメージ、ビジュアルが再び採用されるようになっているのです。90年代風のスタイルは、若い世代がアンティークらしさを楽しむ一方で、年配の世代はノスタルジーを感じるといったように、2つの異なる世代の興味を同時に引くことができます。

タイポグラフィ

モバイルアプリのデザインにおいて、正しいフォントを選択することは重要なステップです。インターネット上では、人はじっくり読むよりも、ざっと目を通すものです。そのため、正しく強調できる書体を使用することが望ましいのです。ここ最近では、デザイナーは奇妙な書体を採用するようになっています。文字はもはや、背景に溶け込むこともなく、面白みもありません。この目的は、より生き生きとしたユニークなデザインにすることだそうです。

仮想現実と拡張現実

仮想現実(VR)と拡張現実(AR)は、モバイルデバイスだけでインタラクティブな体験をすることを可能にしてくれるテクノロジーです。このアプリデザインは、新型コロナウイルスによるロックダウン中に顕著に現れ、家に閉じこもるしかなかった人々の間で流行しました。

この魔法のようなUIモバイルデザイントレンドは、今後1年間のうちにさらに拡大・普及することが予想されています。アプリのUIによって、あたかも自分が本当にアプリの中にいるように感じられるのが最大の魅力です。このリアルな体験の要となるのは、ユーザーを惹きつけるデザイン要素とゲーミフィケーションでしょう。